日記とか旅とか。

気づくとmont-bell沼に落ちていた話

アウトドアブランドのmont-bell(モンベル)にガチハマりした。ここ2か月で3万円くらい溶かしている。

 

1975年、辰野勇は2人の山仲間、真崎文明、増尾幸子と共に「株式会社モンベル」を設立しました。
以来“Function is Beauty(機能美)”と“Light & Fast(軽量と迅速)”をコンセプトに商品開発を行っています。モンベルの歴史は、近年のアウトドア用品の進化の歴史といっても過言ではありません。

( https://about.montbell.jp/ )

 

 

出会い

モンベルとの出会いは1年と少し前だった気がする。両親がいち早く沼に浸かりかけていて、仕送りみたいな感じでTシャツを送ってきた。ウイックロンのTシャツ。オホーツクの村デザインのもの。

webshop.montbell.jp

 

着心地が良く、「モンベルくん、ちょっといいかも……」なんて思っていた。愛すべき故郷であるOKHOTSKの文字が背中にプリントされてるし。恋の前触れみたいな感じ。

 

その後、なんやかんやで折りたたみ傘と手袋を買った。特に手袋は活用する場面が多く、特に愛用している。クリマプロ200、ブラックである。

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手が常にヒエヒエで、手を繋ぐ事を拒否されたこともある私なので、「コンパクトで暖かい」手袋は神のように見えた。いや実際のところ、神。

 

mont-bell沼へ飛び込む

そして今年8月。自転車通勤をしている私は、度重なる通勤時の雨に悩んでいた。

カッパもポンチョもカッコ悪い(個人的な意見)し、すぐ破れそう(個人的な意見)で、ぜんぜんスマートじゃない。おまけに収納がめんどくさい。買った時に入ってる袋にちゃんと収めた試しがない。

どうせなら良いものを買って長く使いたい。そう思った我々取材班は、その購買意欲を解明するため、モンベル 札幌赤れんがテラス店へと向かった。

store.montbell.jp

 

 

最初っからそんなお高いものを買えるわけじゃない。

その点、モンベルはハイエンドからエントリーモデルまで、幅広い品揃えで出迎えてくれる。

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モンベルHP(https://webshop.montbell.jp/goods/category.php?category=1)より

 

ゴアテックス(注: めっちゃすごい高機能素材)使用のものなんて、おいそれと買えない。1着2万円はするからだ。流石に厳しい。

そんな私を、モンベルは自社開発の素材で出迎えてくれた。「ドライテック」という素材を使用した「サンダーパス」は、私のお気に入りになった。お値段10560円。

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まあまま高い。一つ下の「レインハイカー」と迷ったが、それでもサンダーパスにした理由は1つ。

前面チャックが止水性の高い構造で、開閉が簡単であるということだ。

簡単に言えば「チャックだけで良い」。チャックしてからその部位をマジックテープで留める構造では無いから、非常に楽。人生、楽すべし。

 

 

雨では下半身も濡れてしまう。雨の悩みは、上半身よりもむしろ下半身の濡れだった。

そこで私は、エントリーモデルの「レインハイカー」を選んだ。5000円くらい。まあまあ良心的。

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自転車に乗るので、パンツの裾がボロボロになりやすい。こっちは割と消耗品扱いである。

今でこそユニクロのスキニーチノパンを履いているが、スリムチノパンだった頃は右裾がすぐボロボロになった。あの頃の悔しさを俺は忘れていない。

 

そんなこんなで雨装備を手に入れた私は、雨でも快適な自転車通勤ライフを手に入れたのであった。めでたしめでたし。

 

 

 

 

で終わるわけが無い。

 

沼にハマる

今度は防寒着が必要になった。理由は2つ。

1つは、今持っている冬用のコートがよわよわ装備であること。

もう1つは、(色々あって)仕事で防寒着が必要になったことだ。

 

 

コスパが良すぎる高機能レインウェアを生み出すモンベルには、コスパの良い防寒着も当然あるだろう。そう思った我々取材班は、再度モンベル 札幌赤れんがテラス店へと向かった。

 

実のところ事前に下調べをしており、インシュレーションにはダウンと化繊織の2種類があることを知っていたし、ダウンのラインナップは豊富であるのに対し、化繊織はそこまで豊富ではないことも把握済みだった。

ダウンはめっちゃあったかいけど、化繊織はたぶんそこまでではない。

つまり、今時期の北海道(外気温1桁~10℃台)で、サイクリングを行う場合は、おそらくダウンだと暑い。

ということで化繊織のインシュレーション、「U.L.サーマラップ ジャケット」を購入してしまった。11000円くらい。めっちゃ軽い。229g(平均重量)。

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そういえば(先述した)グローブも、品質的に問題はないが、指先のグリップが取れてきたことを思い出した。

仕事の防寒着としても、暖かいグローブはやはり必要だ。あとグリップが取れるのは困る。買い足し。

 

ということでグローブも買った。「ウインドストッパー サーマルグローブ」である。お値段4000円くらい。

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「ウインドストッパー」シリーズは、「ゴアテックス インフィニアム™ ウインドストッパー® ファブリクス」という素材を使用している。防水性よりも耐寒防風性能を重視する素材らしい。

普通の「ゴアテックス」は黒色のタグであるのに対し、「ゴアテックス インフィニアム™」は白色のタグが目印。

 

ゴアテックスのイメージは「表面がツルツルする防水素材」なイメージがある中、このウインドストッパーはモコモコとした肌触りだ。内側も起毛地であり、暖かくて履き心地がよい。

厚手なのに指を動かしやすい。指先と手のひらには滑り止め+補強のためにやぎ皮を使用している。これがまた「滑り止め」の役割をしっかり果たしている。

 

「手袋を履く」って北海道弁なんだよね

 

悪天候の海岸で実際に使ってみた

という訳で、(色々あって)海岸清掃のボランティアに参加する機会があった。

海岸は前日までの雨でぬかるんでおり、風が強い。気温7℃。ボランティア自体は1時間程度。

天候に恵まれるとは限らないため、レインウェアも含めたフル装備で臨んだ。

 

上半身: エアリズムインナー + 普通に服 + U.L.サーマラップジャケット + サンダーパス ジャケット

下半身: 普通にパンツ + レインハイカー パンツ

手: ウインドストッパー サーマルグローブ

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こんな感じ。上半身は外側がサンダーパス。モデルは中の人。

 

結論から言おう。全然寒くなかった。マジ強い。

レインウェアも手袋も防風性能が高く、海から吹き上げる風にビクともしない。

30分ほど経過すると、突然雨が降ってきた。海風に乗って、大粒の雨が我々を容赦なく叩く。山の天気同様、海の天気も変わりやすいのである。

しかし、レインウェアが強かった。ずっと快適。行動を共にした友人はすごい寒がっていた。彼らもジャンバー着てたんだけどね。

サーマラップも暖かい。本当に化繊織か?というくらいの保温性能があるように思える。価格と軽さを考えると、東京の冬くらいならこれ1枚で越せるんじゃないか?と思うくらい。

 

雨に当たっていたはずなのに、つよつよ手袋の内部は全く雨を感じない。清掃が終わって手袋を脱いでみると、雨のせいで表面は濡れていた。多少の雨は通さない性能であることかよく分かる。

 

分かりきっていた結論

以上が私の沼内部からのリポート。こら信者増えますわ、という性能&コスパ

ここまで信用できるギアを作り出すメーカーなら、喜んでお金を溶かしていきたい、という所存。もはやオタクの仲間入りをしてしまいそうな勢い。

 

“Function is Beauty(機能美)”と“Light & Fast(軽量と迅速)”という2つのコンセプトに激しく共感してしまった私は、次のギアを手に入れるため、またしてもモンベル 札幌赤れんがテラス店へと向かうのであった。