年末に多忙な生活をしてたら水道が凍結した話
ぼく「あれ……水落としてたのに出ないぞ……」
年末のある日、というか5連勤初日、深夜に帰宅して蛇口を捻ると、水が出てこなかった。何を言っているかわからねーがおれも何が起きたか分からなかった
え、マジ?嘘だろ?
年末のクソ忙しい時に、突然断水生活が始まった。ラブストーリーは突然に。
我が家には暖房が1台しかない。しかも据付式石油ファンヒーター。だから室内のどこかに運んでピンポイントで暖めることはできないし、ストーブを買いに行く時間すらない。早朝から夜まで働いていると、とてもじゃないけど家電量販店まで行く元気がない。
「もし凍結したら」の対処法で真っ先に出てくるのが「蛇口にタオルを巻いてお湯(熱湯はダメ)をかける方法」。でもな、断水してんだわ。お湯をかけるという勿体ない方法なんて取れない。
だから私は、蒸しタオル。ミネラルウォーターをタオルに染み込ませ、電子レンジで温める。これを巻く。
根気よく取り組んだ結果、風呂場の「水」だけが復活した。他はダメ。そんなわけでほぼ1週間、私はこの風呂場水だけで生活することとなる。
・自炊……休止
クソ忙しいのもあるし、食器洗いも満足にできないので。しかしコンビニで夕飯を買ってくるのでシンクが大惨事
・トイレ……タンクに手動で水を入れる。2Lペットボトル1回と風呂桶3杯分でいっぱいになるという知見を得る。ウォシュレットは当然使用不可
・洗濯……水量指定してから手動で水を入れる。洗濯機の音を聞いてすすぎ水を入れるタイミングを探るようになった
・風呂……比較的近所のスーパー銭湯に通う。回数券を買ったし1日2回(朝夜)行ったりした。時間帯による客層の違いを知る。デカい風呂は最高。
・その他……我が家の水道管は風呂場の屋根裏から分岐して流れていることを知る。あと屋根裏から吹き込む風が寒すぎる
そしてスパ銭ヘビーユーザーとなりながら年末繁忙期を乗り越え、スパ銭で一息入れてから我が家に帰ると、風呂場の水すらまた出なくなっていた。何を言っているかわからねーがおれも何が起きたか分からなかった
水落とししたのに!!なんで!!!
悲しくなったので、半額になっていたSushiを食べて寝た。
1月1日。新年あけましておめでとうございました。ということで、札幌駅前の某家電量販店で電気ストーブを購入する。売り尽くしセールで安くなっていた、最大900Wのつよめカーボンヒーター。
速攻で家に帰り、石油ファンヒーターで家全体を暖めつつ、電気ストーブで風呂場周辺を重点的に暖める。屋根裏配管を暖めればある程度何とかなる(かもしれない)という情報を得ていたので。
ファンヒーターの設定温度も上げに上げる。普段は17℃で生活しているのだが、今回は25℃。暑すぎて半袖に着替えていた。これが北海道の家だ。
暖め始めて2時間ほど経った頃、試しに台所の水道を開けてみたら、ちょろちょろと水が出てくるようになった。しばらく放置していると、空気が出てくる破裂音のようなものの後に、水が勢いよく出てきた。
「み、水だー!」
砂漠を彷徨い歩く人がオアシスを見つけたような声を出してしまった。これが水。Watrer. 水のありがたみを知る。
ほどなくして洗面所の水道も開通。高速道路みたいに言うじゃん
しかし、どうしても給湯器系列・トイレ系列が復活しなかった。元日も結局スパ銭へ。しかし、「帰っても家の水が出ないんだよな……」という心配事が払拭された心で浸かる大きなお風呂は、昨日よりも気持ちよく感じた。
翌朝、気づくと給湯器系列の水も出るようになっていた。復旧は突然に。
ということでまとめ。
・冬は水落としをしよう!
・もし凍って、蛇口を暖めてもなんとかならなかったら、風呂場を暖めるといいかもしれない!
・特に水道凍結において、電気ストーブをサブ機として持ってると便利!
みんなも水道凍結には気を付けような!